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孔子のいう士とは

  • 2014年6月16日
  • 読了時間: 1分

 孔子のいう士は、何も特に人並みすぐれて賢人や偉人のことをさしているのではなく、ごく普通の人のことをさしています。ただ皆、己れ一個の信念というか、倫理的プリンシプルを持った人で、物事の理非曲直の判断ができ、その言葉は信用でき、行動においては決してみずからあとで恥じるようなことをしない人のことをさしています。それだからこそ、「論語」は現代においても十分に生きた言葉して私たちにはねかえってくるのです。

 ここで論語のこの節(子路篇第20節)を全文紹介します。

「子貢(孔子の高弟)問いて曰く、如何なるをか、斯れこれを士と謂うべき、子曰く己れを行うに恥あり、四方に使いして君命を辱めざる、士と謂うべし。曰く、敢てその次を問う。曰く、宗族は孝を称し、郷党は弟を称す。曰く、敢てその次を問う。曰く、言は必ず信、行は必ず果、コウコウ然たる小人なるかな。抑も亦以て次と為すべし。曰く、今の政に従う者は如何。子曰く、噫、斗霄の人、何ぞ算うるの足らん」


 
 
 

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